こんにちはー!タニトです!
前回に引き続き、オートミールについて書いていきたいと思います。
今回は、「子どもを対象に行われた研究」についてお話させていただきます。
では、早速いきましょう!
子どもを対象として行われた研究
オートミールの摂取の利点は成人を対象とした研究は数多くあるのですが、オートミールの摂取が子どもの健康に対してどのように影響するかを調査した研究はほとんど見かけません。
今回、「オートミールについて」というテーマで書いていくにあたり様々な研究論文を探索していたところ、子どもを対象として行われた研究があり、これは珍しいと思ったため、ご紹介したいと思います。
NHANES 2011〜2014のデータ研究では、朝食時にオートミールを摂取する子どもは、摂取しない子どもよりも全体的な食事の質が高く、食物繊維および多くの微量栄養素の摂取量が多いことがわかりました。
これらの結果は、成人のオートミールの消費者は非消費者よりも食事の質が有意に高いことがわかったNHANES 2001-2010データ研究とも一致しています。
研究により、子どものオートミールの消費者は、朝食のスキッパーや他の多くの朝食の消費者よりも、食物繊維、カルシウム、鉄、カリウム、およびマグネシウムの摂取量が有意に多いことも発見されています。
これらの栄養素はすべて現在十分に消費されておらず、DGAによって「不足栄養素」として特定されています。
さらに、DGAは、これらの中でも特にカルシウム、カリウム、および食物繊維の現在の摂取量が非常に少なく、公衆衛生上の懸念を引き起こす可能性があるため、「公衆衛生上の懸念のある栄養素」として分類しています。
したがって、これらの栄養素を含むオートミールなどの食品は、特に子どもたちのために宣伝されるべきとしています。
結論として、この研究の結果は、朝食時にオートミールを摂取する子どもは、朝食のスキッパーや他の人気のある朝食の消費者と比較して、食事の質が高く、多くの重要な栄養素の摂取量が多いことを示唆しています。
したがって、これらのデータは、オートミールが健康的な子ども時代の食事の重要な要素を表している可能性があることを示唆しています。
しかし、全粒穀物が子どもの健康を促進するプロセスをよりよく理解するには、オートミールなどの高繊維食品を摂取することの健康上の利点をさらに評価する追加の研究が必要であるとしています。
おわりに
ダイエットをするなら健康的に少しずつ進めていくことが理想的だと思います。
極端な食事制限などをして健康が損なわれてしまっては本末転倒です。
そこで、単純に炭水化物摂取量を下げるのではなく、食物繊維を豊富に含み、他の栄養素もしっかりと摂ることのできる炭水化物を選択することで健康的に理想的なダイエットを実践していくことををおすすめしたいと思います。
以上、オートミールについてでした!ご参考になれば幸いです!
僕が個人的におすすめする商品の購入ができるサイトのリンクを張っておきますので、興味がありましたら食べてみてください!
ボブズレッドミル オーガニック クイック オートミール 907 g (クイック ロールドオーツ)
クエーカー オールドファッション オートミール 1.2kg×2個【沖縄は一部送料負担あり】
♦クイズ♦
Q.食物繊維がダイエットに有効であるということは、なんとなくご理解いただけたかなと思います。しかし、どのくらいの量を摂取すれば良いのかは迷うところだと思います。実は、これも研究によりダイエットに効果的とされる量が示されているのです。ではこの効果的な量とは次のうち、どれでしょう?
- 1日8g以上
- 1日15g以上
- 1日25g以上
- 1日40g以上
正解は次回のブログで!
前回記事はこちらから→モデルや海外セレブも愛用“オートミール”の力!!その①
次回記事はこちらから→本当に凄い“カテキン”のポテンシャル!!その①
参考文献
- [1]栄養学雑誌 Vol.51 No.5 251~258 (1993) 食物繊維と消化・吸収機能/池上 幸江/国立健康・栄養研究所/Dietary Fiber and Function of Digestion and Absorption/Sachie Ikegami/The National Institute of Health and Nutrition
- [2]Oatmeal-Containing Breakfast is Associated with Better Diet Quality and Higher Intake of Key Food Groups and Nutrients Compared to Other Breakfasts in Children.Fulgoni VL 3rd, Brauchla M, Fleige L, Chu Y.(2019)
コメント