本当に凄い“カテキン”のポテンシャル!! その②

栄養素

こんにちはー!タニトです!

前回に引き続き、カテキンについて書いていきたいと思います。

今回は、「トレーニングやスポーツをされている方への嬉しい働き・様々な疾病に対する働き・臨床応用への期待・EGCGサプリメント」についてお話させていただきます。

では、早速いきましょう!

トレーニングやスポーツをされる方には嬉しい働きがある!

EGCGには、トレーニングやスポーツをされている方にとってプラスとなる嬉しい作用があります。

それは、モノアミンオキシターゼという物質を抑制するということです。

モノアミンオキシターゼというのは、交感神経系の神経伝達物質を分解するような働きを持っています。

トレーニングやスポーツをされる際に、集中力を高めるためにカフェインを摂ったり、何かしらのルーティーンがある方は多いのかなと思います。

しかし、せっかくこのルーティーンで交感神経系を高めても、モノアミンオキシターゼがあるとそれが分解されてしまいます。

なので、集中力を長く持続させていくために、モノアミンオキシターゼの働きを抑制してくれる作用を持つEGCGは有用とされているのです。

しかし、逆に考えると睡眠前やリラックスしたいといったときに緑茶を多く摂ってしまうと交感神経系の高ぶりが長く続いてしまい、副交感神経系に切り替えづらくなる結果、眠りにつきにくくなるといったことになるかもしれません。

なので、状況に応じて摂取タイミングを考慮していただければと思います。

様々な疾病に対する働き

 2型糖尿病

EGCGは、2型糖尿病に対しても有用な働きがあるとされています。

2型糖尿病は、インスリン抵抗性にも関連しており、インスリン産生の低下を伴うこともあります。

EGCGは、インスリン受容体の感受性を増加させ、グルコース誘導性のインスリン分泌を刺激することが示されているのです。

 感染予防

EGCGは、多くのウイルス、寄生虫、真菌に対しても効果的であることが示されています。

主な抗ウイルス効果には、ウイルスが宿主細胞(アデノウイルス、エンテロウイルス、HBV、HCV、HIV、HSV、インフルエンザ、およびロタウイルス)に結合して侵入するのを阻害することが含まれます。

EGCGサプリメントがインフルエンザを引き起こすウイルスの感染を防ぐことができるかどうかを決定するために成人医療従事者を対象に実施された研究があります。

結果は、インフルエンザ症状の発生率が大幅に減少し、実験室で確認されたインフルエンザ症例の発生率が対照群と比較して減少しました。

成人を対象とした別の研究では、EGCGサプリメントを1日2回、3か月間摂取すると、風邪やインフルエンザの症状が32%少なくなり、2日以上続く病気が23%近く少なくなることが示されました。

子どもを対象とした研究では、定期的に緑茶を摂取している学齢期の子どもでは、インフルエンザAまたはBの発生数は、1日または1週間に消費された緑茶のカップ数と反比例することがわかりました。

緑茶(またはプラセボ)で1日1回以上うがいをした日本の保育園の子どもたちを対象とした別の研究では、緑茶うがいグループでは、発熱を伴う病気の症例が最大3分の1であることがわかりました。

 癌予防

埼玉県の8,552人の被験者を対象とした前向きコホート研究では、EGCGが胃、肺、結腸直腸および肝臓を含むすべての器官の癌に対して潜在的に予防効果があることを明らかにしました。

さらに、近年実施されたほとんどのinvitroおよびinvivo 研究では、EGCGが、癌の開始、促進、進行を妨害し、癌の発生率と癌による死亡率を低下させることにより、さまざまな種類の癌を抑制または遅延させることができる、有望な優れた薬剤であることを示唆しています。

そして、24ヶ月齢のラットをEGCG(100 mg / kg)で治療する実験では、肝臓の過酸化脂質レベルが50%減少しました。

また、 EGCG治療は対照群と比較して、肝臓の抗酸化物質および抗酸化酵素のレベルを増加させました。

しかし、これらの効果は若いラットでは観察されませんでした。

これが意味するところは、EGCGは既存の酸化ストレスがない場合には抗酸化状態の改善をもたらさないということを示唆しています。

同様の結果が、結腸癌を移植したマウスに対する食餌性EGCGでの治療実験でも報告されています。

また、最近の研究では、緑茶とその成分(EGCG)が複数のメカニズムを通じて癌細胞の成長停止とアポトーシスを誘発するため、化学的予防に使用できることが示唆されています。

アポトーシスというのは、悪性腫瘍が現れる前に不要な細胞や損傷した細胞を排除する、高度に秩序化された保護メカニズムのことを指します。

また、別の研究では結腸癌細胞をEGCGで処理すると、細胞増殖指数が減少し、アポトーシス指数が増加しました。

動物実験では、結腸癌異種移植片を有するマウスを1日あたり1.2 mgのEGCGで80日間治療すると、腫瘍サイズが50%抑制されました。

これらの結果は、EGCGが細胞増殖を阻害し、アポトーシスを促進しすることによって癌予防の可能性を発揮することを示唆しています。

EGCGはアポトーシスを刺激し、細胞周期の進行を阻害することが示されているのです。

臨床応用への期待

EGCGは、他の従来の抗癌剤と比較して、いくつかの潜在的な臨床的利点があります。

それにもかかわらず、EGCGはお茶として世界的に入手可能であり、分離するのに費用がかからず、経口投与することができます。

一方、伝統的な抗癌剤は、癌細胞とともにいくつかの健康な細胞を破壊することがよくあります。

現在使用されている抗発癌剤のいくつかは毒性の副作用があるのです。

対して、EGCGは癌細胞特有の生化学的および遺伝的機能を標的にしているとされており、これまでに報告された臨床試験のデータは、EGCGが非常に許容できる安全性を持っていることを示唆しています。

これらの利点は、有用な抗発癌剤としてのEGCGのさらなる開発を後押しします。

8,000人以上を対象とした前向きコホート研究では、緑茶を毎日摂取すると癌の発症が遅れることが明らかになり、乳癌患者の追跡調査では、ステージIおよびIIの乳癌患者の再発率が低く、無病期間が長いことがわかりました。

さらに、カプセル(200 mg )の形で12週間摂取されたEGCGは、ヒトパピローマウイルスに感染した子宮頸部病変の患者に有効であると報告されています。

このような臨床試験で観察された肯定的な結果から、EGCGが臨床応用される方法と手段が間近に迫っていると期待されています。

しかし、癌や他の病気の予防と治療のためには、このEGCGをさらに詳細に調査する必要があります。

現在までの研究を統合し進行中の臨床試験において、ヒトの癌予防におけるこれらのメカニズムの適用可能性を評価し、将来の研究でEGCGの作用の分子メカニズムを完全に解明する為に、より詳細なinvitroおよびinvivo実験が必要とされています。

EGCGサプリメントについて

このように、素晴らしい働きを持つEGCGですが、このEGCGはサプリメントとしても、非常にコスパの良いものになります。

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以上、カテキンについてでした!ご参考になれば幸いです!

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前回記事はこちらから→本当に凄い“カテキン”のポテンシャル!!その①
次回記事はこちらから→おやつにおすすめ“ギリシャヨーグルトの可能性!!その①

参考文献

  • [1]Green tea catechin, epigallocatechin-3-gallate (EGCG): mechanisms, perspectives and clinical applications.Singh BN, Shankar S, Srivastava RK.(2011)
  • [2]Beneficial Properties of Green Tea Catechins.Musial C, Kuban-Jankowska A, Gorska-Ponikowska M.(2020)
  • [3]Green Tea Catechins: Their Use in Treating and Preventing Infectious Diseases.Reygaert WC.(2018)
  • [4]Beneficial Effects of Green Tea Catechins on Neurodegenerative Diseases.Pervin M, Unno K, Ohishi T, Tanabe H, Miyoshi N, Nakamura Y.(2018)
  • [5]Green Tea Extracts Epigallocatechin-3-gallate for Different Treatments.Chu C, Deng J, Man Y, Qu Y.(2017)

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